― Message ―

    和歌山市で生まれ、 4歳でピアノを始めてから、私の側にはいつもピアノがありました。と言ってももちろんいつもご機嫌でピアノに向かっていたわけではありません。 子供の頃はたいてい眉間にシワの寄った仏頂面で向かい、指を言われた通り動かす練習を何時間もし、それが嫌でピアノから逃げたこと数知れず。 それでもたまに誉めてもらえる喜びや本番で上手く弾けたときの満足感が忘れられず、結局また仏頂面でピアノの前に戻る......。その繰り返しでした。

     

そして今、ピアノが無い人生なんてもはや想像がつかない、ピアノあってこその自分「千田和美」であると言いきれる自分がいます。そしてそのピアノへの思いは年齢を増すごとに増大し、今も日々膨らんでいっているのです。

 

私は一人でも多くの方々、子供たちにこの音楽の魅力を知ってもらいたい、感じてもらいたいと心から思っています。どんな形であってもいいのです。それはきっと心の豊かさや栄養になるはずです。音楽の楽しさ、魅力をぜひ私と一緒に感じてみませんか。  

 
             千田和美