三輪郁ちゃんの演奏会

三輪郁ちゃんの演奏会に行った。


高校時代のクラスメートだった郁ちゃん。


ものすごく明るくて、いつも笑顔いっぱいで、クラスのムードメーカーだった郁ちゃん。


目立つほどではなかったがもちろん上手だったし、高校を卒業してからウィーンに行ってしまったのは知っていたが、リサイタルという形で彼女の演奏を聴いたのは初めてだった。



..........ものすごい衝撃であった。


「ああ、これが音楽か。」


と思った。


「あ、これでいいんだ。


とも思った。


ある意味、ものすごい衝撃であった。


終わってから、私は郁ちゃんを、音楽の素晴らしさを伝えるために使わされた「音楽の女神」だと思った。


楽屋に飛んでいって、25年ぶりの再会に抱き合って喜んだ。


高校時代と全く変わらない郁ちゃんの笑顔がそこにあった。


でも、とても大きく大きく感じた。