レッスン

4歳の子供からご高齢の方までレッスンしているが、私が皆さんに共通して口うるさく言うのは


「綺麗な音で弾きましょう」だ。


指で押して音を出すピアノ。


当然強く押すと大きい音が出て、弱く押すと小さな音が出る。


それだけのこと?


それが、全然そうではない。


「音」は、おしゃべりする「声」や「話し方」と同じで、「大きい」「小さい」だけではないのだ。


大きな音が必要なら「綺麗な大きな音」で弾いてほしい。

逆に弱い音のときは、弱いだけではなく「綺麗で、かつよく響く綺麗な弱い音」で弾いてほしい。


なんだかこう書くと難しそうだが、全然難しくない。


「綺麗に弾こう」と「思う」だけでいい。


全然変わる。


「正確にきちんと弾こう」

と思うことに一生懸命なのを、

「音も綺麗に弾こう!」

と思って、自分の音を聞きながら弾けばいい。


おしゃべりしてるのと同じなのだから。